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   ~Epilogue~


 「あっちぃなー セミはうるさいし、暑さは止まるところを知らないし」
ああ、あの時も確かこんな・・・
 「凪の時だったな~」


 「や、姉さん ここに来るのも久しぶりかな 姉さんたちと別れてすぐの時は、またここに来れば二人に会えるんじゃないかって
 何度も足を運んだけど・・・姉さん言ってたしね 前を向いて歩けって」
姉さんの墓の前で煙草に火をつけ、続けた
 「どうだろうか 俺、少しは前向きになれたかな?」
紫煙を吐き出して、墓石の横に座って海を眺める。
そして灰皿に吸殻を入れ、立ち上がる。

 「じゃあ行くよ また気が向いたら来るよ」

ふとセミの声が止んだ気がした

 「頑張るよ ここで約束したんだ。夏樹さんと。また、いつか会おうってさ・・・」

 「ね?夏樹さん・・・?」

あの夏、夏樹さんが最後に立っていた場所に向かって僕は問いかけた。



  「はい。だから戻ってきましたよ 約束を果たす為に」

 「そっか 2年待った でも苦痛じゃなかった」
なぜか、彼女はそこにいる。空耳じゃない、と確信があった。
 「俺の中には今も夏樹さんへの想いがある 夏樹さんは?」

  「私もです。裕也さんが待っていてくれていると思うと2年の月日は苦痛じゃなかった・・・リハビリの日々も・・・」

  「あの日から裕也さんのことだけを想って生きてきた」

 「と、いう事は最後に姉さんが伝えようとしていたことは・・・」

  「はい」

それ・ひと・はた・・られ・から
それにひとりはたすけられたから

彼女は意識不明で入院していたが、亡くなったわけではなかったのだ。

振返り、夏樹さんを見る。


 「おかえり、夏樹さん」


涙で濡れた、でもあの時と同じ最高の笑みで


 「ただいま!!裕也さん!!」








こうして俺たち二人は歩いていく―



              ―――この過ぎ行く夏の日を・・・俺たちの物語の始まりの日・・・―――




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2010.09.23 Thu l 過ぎ行く夏と・・・ l COM(2) TB(0) l top ▲

コメント

No title
こんにちは!!
突然のコメントすいません><

一凰花一さんのブログには初めて来たんですけど・・・
素敵なブログだったので、コメントしちゃいました♪

もしよかったら、ぁゃヵのブログにも来てください!!
さらによかったら、相互リンクしたいです!!

ではでは、お待ちしてますね♪
2010.10.10 Sun l ぁゃヵ. URL l 編集
No title
すごーく遅れましたがコメントありがとですー
自分すらチェックしにこないブログを読んでくれた人がいた事にひどく感激しておりますはい。

ぁゃヵさんのブログも時々見させてもらってます!
足跡は残してませんがね(-3- だってはずks(ry

また気が向いたとき見てください!

ってコメント返信ってこれでいいのかな?失敗してたら俺どんまい。
2010.11.12 Fri l おーか. URL l 編集

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